「個人を売るサービス」やら「個人を応援するサービス」とも言われているVALU。
個人を株式化してそれを売るという斬新な発想は、非常に画期的な仕組みのフィンテックサービスとして情報発信者に拡散されましたし、ヒカルなどの人気YouTuberが動画内でさんざん宣伝してVAが高騰したところでいきなり全てを売却するという騒動もあり、聞いたことがある人も多いことでしょう！
聞いたことがあるという人には関係ないのですが、実際にVALUを利用していた人は今すぐやらねばならないことがあります。
VALUが2020年3月2日にサービスを終了してしまうからです。
VALUのサービスが終了
VALUのサービスが継続できなくなったのは、仮想通貨を巡る規制の強化に対応できなかったためです。
2020年4月に施行予定の改正資金決済法では、VALUのように仮想通貨を管理する企業にも仮想通貨交換業者と同様の規制が課せられることになったのですが、金融庁への登録や内部管理体制の整備などが義務付けられるようになり、それらをクリアできないと判断したからです。
VALUのサービス開始初期には、仕手を使った相場操縦でグループ内で狙った個人のVAを意図的に吊り上げ売りぬくという、法に触れずに法外な利益を上げ続けることもできたあの頃が懐かしいものです。
インフルエンサーの中にも自分のVAを高値で売り、相当な利益を上げている人もいることでしょう！
先に挙げた仕手筋も含め彼らのほとんどは情報強者なので、すでにVALUから仮想通貨を引き上げて対応済みだと思いますが、面白半分でVALUを一定期間利用していたという人は注意が必要です。
VALUのサービスが終了に伴い、2020年3月31日（火）13:00 までに返却手続きがない場合は処分されてしまうからです。
VALUからの出金お願いのメール
VALUに登録しているメールに【重要なお知らせ】出金手続きのお願いというタイトルで下記のような内容が届いているはずなので、確認してみてください。
BTC・VAの返却手続きのお願い 日頃よりVALUをご利用いただき、誠にありがとうございます。このメールは、VALUサービス内にBTC・VAを保有しているお客様に送信しております。
この度、VALUサービスにおいてお客様の暗号資産をお預かりする業務を断念することを決断いたしました。
それに伴い、2020年3月2日（月）13:00 をもちまして VA の売買を終了させていただき、2020年3月31日（火）13:00 を期限に、お客様よりお預かりしている暗号資産(BTC・VA)の返却手続きを進めさせていただきます。
2019年5月31日に可決された、暗号資産に関する改正資金決済法に含まれる『暗号資産カストディ業務に対する規制』に対応すべく、これまで関係各所と検討を進めて参りましたが、誠に残念ながら力及ばず、VALUにおいて暗号資産カストディに関わる業務を断念することになりました。
これまでVALUをご愛顧いただきましたお客様には深く御礼申し上げます。 同時に、このようなお知らせとなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。 暗号資産カストディ業務はVALUサービスの根幹をなす部分であり、当該業務の断念により抜本的な事業転換が必要となります。
また、お預かりしている暗号資産に関しては2020年3月31日（火）13:00 までに返却手続きがない場合、利用規約第13条の2（本サービスの提供終了時の取扱い）に基づき当社が自己の裁量により処分させていただきます。
利用規約: https://valu.is/terms
VALUサービス内に資産があるお客様につきましては、下記のURLを参照し、お手続き頂きますようお願い申し上げます。
ヘルプデスク: https://help.valu.is/hc/ja/articles/360038781971
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
という具合です。
VALUにログインして、ビットコインが残っていないか、保有VAがないかを確認してみましょう！
まとめ
VALUの取引は「VA」と呼ばれる個人の発行する株のようなものをビットコインで自由に取引するというものです。
そのためVALUの取引アカウントをお持ちの人は、VALU内にビットコインをお持ちでそのまま放置している人が中にはいるかもしれません。
ですが、VALUのサービスが終了することになりました。
2020年3月31日（火）13:00までに出金しなければ、残っているビットコインおよびVAは処分されてしまう可能性があります。
今すぐ保有仮想通貨がないかを確認し、もしあるようであれば、すぐに出金手続きを取りましょう！
VALU側の都合での終了なので、出金手数料も取られませんので、確実に手続きしておきましょう！
※詳細はVALUのVA（MY VALU）売買サービスの終了、及び、お預かり暗号資産の返却についてというページでも確認できます。こちらです。
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